エライ猫さんのお話

kinomika2008-08-01


急に亡くなったお友達の猫さんのために、先日の猫だらけ展で購入した猫地蔵さんを先日渡してきました。
(チャリティーの豆地蔵さんだけのつもりでしたが、大きい地蔵さんもあったらいいかな?と思い直し、2つセットで渡しました。)

その猫ちゃんのお名前は鈴ちゃん(りんちゃん)。お友達のことが大好きな甘えんぼちゃんでした。

ちょうど私のフラメンコの発表会の前くらいに、彼女のお母さんが大怪我をしました。なんとか腕の切断は免れたものの、かなりひどい怪我で、腕を切断するんじゃないか、と思ったくらいだそうです。入院してしばらくして、腕の状態がまた悪くなり、手の平にアザが出来てしまい、うまく接続されていないので再手術との診断が下りました。最悪は切断かもしれない・・というお話でした。

鈴ちゃんが亡くなったのは、そんな話のあった頃。朝、突然階段から転げ落ちて、そのまま亡くなってしまったのでした。
そして、数日後、再手術の予定だったお母さんは、手術の必要がなくなり、どんどん回復されて先月には退院されました。

「猫は辛いとき、あなたの身代わりになってくれるよ」と、人から聞かされたのは、先住猫のみゃあちゃんの闘病の頃でした。こんな小さい猫が身代わり?っていうか、身代わりになんてならなくていいから、長生きして欲しい!と思ったものでした。

鈴ちゃんはお母さんの身代わりになったのでしょうか。だとしたら、鈴ちゃんは、とても徳の高い猫さんだったのでしょう。身代わりになって、この世のおつとめを終えたのですね。きっと次回の転生では人間になるのでしょう・・・などと私は色々考えています。

そして、不思議なことはそれだけではありませんでした。猫地蔵さんを渡したときに聞いたのですが、鈴ちゃんの兄弟も突然同じ頃に亡くなったそうです。飼い主さんは鈴ちゃんが連れていったのよ・・、と話をしていたそうです。鈴ちゃん一人では身代わりになりきれないほど、お母さんの怪我の状態は悪かったのかもしれません。